春季例祭が終わりました

2015年05月14日 09:39

春のお祭は静かなもの。神主さんの言葉が終わり、一人一人神前に進んで玉串を捧げる時、柏手の音の合間に聞こえるのは、風に木々が揺れる音と、小鳥のさえずりだけ。余分なものは全部なくなって、神々に願うというところだけが残っている。

お祭が終わり、神社から出てきたら、小さな姉弟が中をのぞき込んで「ここなに?」とお父さんに聞いていた。お父さんが「神社や」と答えると、お姉ちゃんが「おねがいごとするとこか」と納得した様子で言う。つい歴史やいわれにこだわってしまう自分が、さっきようやくわかりかけたことを、ずばりと言い当てられてしまった。子どもってすごいなぁ!

お祭の日には村のあちこちに神灯の提灯を掲げる家があります。とえらそうに言う資格はなく、それがわかったのはつい最近。お隣の提灯に気がついて「ちゃんとしたはるんやね。子どもの頃はうちも出してたような気がする」と父に言ったら「それくらい今も家にもある」とのこと。探したらほんとにあったので、今回から出してみました。村の中を散歩してみたら、9軒の家で神灯を発見。許可を得たところから順番に写真を掲載していきます。

 

そして、もちろん、参道の入り口と神社にも御神灯が掲げられます。

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