最古の記録

2015年01月05日 17:22

806年「新屋神に封一戸を寄せる」

新抄格勅符抄というお寺や神社の封戸について記録したものに載っている記事です。

封戸とはというのも細かく言えばきりがないようですが、貴族の給料は「これだけの家(人と農地)からあがる税収」という単位で与えられていたらしい。「封一戸」は一軒の家ぶん? それっぽっち? と思いますが、一族20数名(血縁のない使用人や奴婢も含む)とその担当する農地だから、それなりのものでしょう。神社に封ぜられた「戸」のメンバーは、お米などを納めるだけでなく、神社の行事も手伝いました。だいたい「税」といっても「租庸調」の時代で、労働力提供も税の一部です。
「一戸」ぶんのお米やなにやかやが、この時追加されたという意味でしょうか?

それとは別にお祭には天皇の勅使が捧げ物(幣帛)を届けるわけです。

—————

戻る